主催: 一般社団法人 日本科学教育学会
会議名: 日本科学教育学会 第49回年会
回次: 49
開催地: 広島大学 東広島キャンパス
開催日: 2025/09/05 - 2025/09/07
教科横断的なカリキュラムは複数の教科を有機的に連携させることで教育の効率化を目指すが,構築の過程に困難があり,時代変化による陳腐化のリスクもある.本研究では2024年1~12月の「科学」関連ニュース7,775件を収集し,理科・理数・家庭・地理歴史・公民の高校学習指導要領解説からそれぞれの教科のセットに属す名詞を機械的に得ることで,各ニュースに対し教科ごとのスコア付けを行った.このスコアの分布を参照して教科間横断的であると目される10本のニュースを抽出し,紹介する.ここには昆虫や戦争,AI,防災などが教科横断の題材として浮かび上がり,博物館・科学館の企画がクロスカリキュラム開発の有力な素材となる可能性が見てとられる.本報告に記す手法は初歩的な自動解析であるが,教材開発をサポートするツールとして実用性を見せ,たとえば理科と公民の協働が今日の科学教育に活用されるべきであることを指摘する.また,この手法を発展させることで,時代適応型クロスカリキュラムの自動創出が期待されることを記す.