日本科学教育学会年会論文集
Online ISSN : 2433-2925
Print ISSN : 2186-3628
ISSN-L : 0913-4476
セッションID: 233
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論文集
「身心一体科学の理論」を生みだした教師意識と不調な身体の改善のための探究
*跡見 順子
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抄録

日本は世界に先駆けて超高齢社会を迎え,健康寿命の延伸と「よりよく生きる」ための科学的知見の必要性が高まっている.筆者は,細胞のメカニカルストレス応答に関与する鍵分子αB-クリスタリンの研究を通して,人間の立位保持や運動制御と細胞レベルの生存戦略との関係に注目し,細胞の力学的応答と人間の姿勢・動作の協調に着目し,身心の安定に向けた実践法「臥位身心調律運動」を得た.この運動は,立位で歪んだ身心を臥位で調律し,筋の緊張の解放と血流の促進を通じて,脳―身体間の神経回路を再構築する試みである., 「身心一体科学」は,人間の身体性を再評価し,日本の身体文化と結びつけながら,人間の身心を一体的に捉え科学的知見と実践を融合する新たな枠組みを示すものであり,Well-beingの起点としての「身心一体科学」は,今後の教育・医療・社会における基盤形成に貢献すると期待される.その個人的な探究の同定について紹介する.

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