主催: 一般社団法人 日本科学教育学会
会議名: 日本科学教育学会 第49回年会
回次: 49
開催地: 広島大学 東広島キャンパス
開催日: 2025/09/05 - 2025/09/07
本研究では,科学技術の社会問題に対する小学生の意思決定を支援する教育プログラムの開発と評価を行った.小学5年生67名を対象に,遺伝子組換え米による花粉症治療を題材として,リスクやベネフィットの学習と,対策の考案・改善に取り組ませた.改善活動では生成AIを活用した支援を導入した.2回実施した意思決定課題の自由記述を分析した結果,終盤にはリスク対策と損失対策の記述が増え,反駁は減少した.賛成児童ではリスク,反対児童ではベネフィットの記述が増加し,対立する立場の情報を考慮した意思決定が促進された.一方,反対児童による損失対策の具体性は限定的であり,今後の分析を通じて支援方法の改善を検討する.