主催: 一般社団法人 日本科学教育学会
会議名: 日本科学教育学会 第49回年会
回次: 49
開催地: 広島大学 東広島キャンパス
開催日: 2025/09/05 - 2025/09/07
生態学的危機を背景に,Socio-ecologicalの視座に基づく数学教育の重要性が指摘されるなか,証明学習の意義を問い直す必要がある.本稿では,Renert(2011)の持続可能性に対する3段階アプローチに従い,証明学習を解釈した.その結果,伝統的な証明学習の機能は,ある体系において,先行する正当化された事柄をもとにしたとき,それを前提として,正当化の方法,問題を解くための方法を学習者に伝達することであったが,持続可能性時代においては,枠組みは複数あり,そのうちの1つの中での議論であると,相対化し,多元化する態度を形成する機能をもつことを明らかにした.