日本科学教育学会年会論文集
Online ISSN : 2433-2925
Print ISSN : 2186-3628
ISSN-L : 0913-4476
セッションID: 202
会議情報

論文集
癒しを生み出すアートの科学的分析
*下郡 啓夫丹崎 真由子峯岸 なつ子池田 胡桃黒田 桃瀬有賀 三夏
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録

本研究は,癒しを生み出すアート作品のメカニズムを科学的に解明することを目的とした.丹崎真由子氏による3作品(2020-2024年制作)を対象に,EX感性分析による客観的データと半構造化インタビューによる主観的データを収集した.EX感性分析では,色彩心理学と視覚的分析の観点から,色の印象強度,注目性,色彩調和を定量的に評価した.半構造化インタビューでは,創作プロセス,色彩選択,技術的成長等について聞き取りを行った.分析の結果,癒し効果の高い作品では,(1)適度な色の印象強度,(2)自然な視線誘導,(3)類似色相による調和,(4)作家の内的状態の安定という4つの要素が重要であることが明らかになった.これらの知見から,癒しを生み出すアートの科学的メカニズムモデルを提案する.

著者関連情報
© 2025 日本科学教育学会
前の記事 次の記事
feedback
Top