主催: 一般社団法人 日本科学教育学会
会議名: 日本科学教育学会 第49回年会
回次: 49
開催地: 広島大学 東広島キャンパス
開催日: 2025/09/05 - 2025/09/07
本研究は,癒しを生み出すアート作品のメカニズムを科学的に解明することを目的とした.丹崎真由子氏による3作品(2020-2024年制作)を対象に,EX感性分析による客観的データと半構造化インタビューによる主観的データを収集した.EX感性分析では,色彩心理学と視覚的分析の観点から,色の印象強度,注目性,色彩調和を定量的に評価した.半構造化インタビューでは,創作プロセス,色彩選択,技術的成長等について聞き取りを行った.分析の結果,癒し効果の高い作品では,(1)適度な色の印象強度,(2)自然な視線誘導,(3)類似色相による調和,(4)作家の内的状態の安定という4つの要素が重要であることが明らかになった.これらの知見から,癒しを生み出すアートの科学的メカニズムモデルを提案する.