日本科学教育学会年会論文集
Online ISSN : 2433-2925
Print ISSN : 2186-3628
ISSN-L : 0913-4476
会議情報
発表
A115 「恐竜」の視覚教材が授業中の子どもたちに与える情動的興奮 : 説明文の授業でのGSR
本間 明信
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 54-55

詳細
抄録

小学校4年生国語説明文教材「キョウリュウの話」の参考に、図鑑を見せて、その時の子どもたちの情動的興奮の変化をGSR (Galvanic Skin Reflex)を使ってみた。ひとつひとつの図に、反応人数の増加減少が対応して現象し、個人のGSR反応もそれと同一傾向を示した。とくに、教室の半分の生徒に見せると、残りの生徒に反応は出現しなかった。生徒は恐竜の名前をよく知っていて、とくに人気のあるステゴザウルス、アロサウルスなどでGSR反応が大きかった。見せながら、教師が、ひとつふたつ質問をすることが、反応の持続に有効であった。

著者関連情報
© 1984 日本科学教育学会
前の記事 次の記事
feedback
Top