「理科は感動だ!」を合い言葉に,観察実験から感動や探究心を呼び起こし,生徒が納得して理解できるような楽しい授業を実践した。興味関心を引くような実験,身近にあるものを使った実験などからスタートし,問題解決的な探究学習,さらに,総合的な学習の時間と融合させて遺伝子やエネルギーに関する発展的な学習を行った。3年間の縦断的な調査では,中学校入学時には4割程度だった理科が好きな生徒が97%にまで増えたことが確かめられた。また,職業と理科の結びつきに触れることにより,将来科学を使う仕事をしたいという生徒が2割足らずから9割にまで増加した。