日本科学教育学会研究会研究報告
Online ISSN : 1882-4684
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発表
習志野市における「地域と連携した科学教育実践」
長安 誠岡野 隆
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2010 年 25 巻 3 号 p. 99-100

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抄録

習志野市は、「文教住宅都市憲章」のもと、教育に力を注ぎ、すぐれた文化をはぐくむ調和のとれたまちづくりを目指している。市内には、東邦大学をはじめ、千葉工業大学、日大生産工学部など理数系の大学が3校あり、様々な形で連携している。小学校16校、中学校7校、市立高等学校1校と学校数はさほど多くないが、小学校では3校が理科研究を長年続け、1校が環境教育を含めた総合的な学習の研究を行ってきている。また、習志野市立鹿野山少年自然の家や習志野市立富士吉田青年の家、谷津干潟観察センター等小中学生が自然体験できる場が多く設置されている。習志野市総合教育センターによる、科学実験教室や星空教室など科学教育に関係する事業も多く、来年度はさらに拡大していく予定である。しかし、学校現場では、他市同様に二極化が進んでいるため、理科学習をリードしていける若年教員や中堅教員の育成が急務である。

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© 2010 一般社団法人 日本科学教育学会
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