日本科学教育学会研究会研究報告
Online ISSN : 1882-4684
ISSN-L : 1882-4684
発表
SSH 校における能動的な学習形態を用いた分析機器の活用
~生徒から生徒への伝承~
中安 雅美新井 徹三鈴木 勝典保坂 勝広猪又 英夫金田 裕治
著者情報
研究報告書・技術報告書 フリー

2015 年 30 巻 3 号 p. 23-26

詳細
抄録

東京都多摩科学技術高等学校(以下、本校)は、スーパーサイエンスハイスクール(以下、SSH)の高等学校であり、本校の学校経営計画に科学教育の充実、プレゼンテーションスキル指導、部活動の活発化など多数の目標を掲げている。その目標を達成するため校内での研究成果発表会に加え、外部発表会でもSSH校として多数参加しその成果をここ数年の間に挙げている。しかし本校は公立の高等学校であるため、生徒たちの研究に携わった指導教員が一定任期を迎え異動をしてしまうことは否めない。この現状より生徒たちの研究が滞ってしまうことのないように、研究では欠かすことができない分析機器の使い方を教員から教員だけではなく本校の科学研究部化学物理班(以下、科研部化物班)の生徒から生徒へ伝承していくことができるかという効果を試みた。

著者関連情報
© 2015 一般社団法人 日本科学教育学会
前の記事 次の記事
feedback
Top