外科と代謝・栄養
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原著 (臨床研究)
周術期リハビリテーションを付加した 胃癌術後6日目退院パスの導入
山本 和義大森 健島 雅晴小菅 友里加柳本 喜智新野 直樹杉村 啓二郎宮田 博志大植 雅之矢野 雅彦
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2019 年 53 巻 5 号 p. 251-258

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抄録
【目的】当院の胃癌手術パスを術後7日目から6日目退院に改訂すると同時に65歳以上の高齢者と胃全摘(TG)/噴門側胃切除(PG)症例に周術期リハビリテーション(リハ)を追加した.【方法】周術期リハは理学療法士により術前指導,術後1~3日目は歩行訓練,4日目以降はエルゴメーターを用いた低強度の運動を行った.2017年4~9月の症例を7日パス群(n=112),2017年10月~2018年3月を6日パス群(n=142)とし比較検討した.【結果】7日vs. 6日パスでCD分類≥Grade IIの術後合併症発生率は5.4 vs. 5.6% と変わらず,術後在院日数は7(6‐57)vs. 6(5‐42)日(p<0.0001)と有意に短縮した.退院後30日以内の予定しない再入院率は3.8 vs. 2.1%と増加しなかった.【考察および結論】逸脱リスクの高い高齢者とTG/PG症例に周術期リハを付加した胃癌術後6日目退院CPは安全に導入可能であった.
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© 2019 日本外科代謝栄養学会
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