抄録
ストーマを造設するという事はボディーイメージの変化も著しく精神的動揺や不安も多岐に渡る。その為,入院中のストーマ造設患者に対しての精神面に於けるケアは,退院後のqulity of lifeの向上を考えるうえでも非常に重要である。しかしながら実際の看護現場での患者の不安に対してのケアは困難であり難しい。そこで今回我々は,ストーマ造設患者6症例に対し,STAI不安調査を実施した。その結果曖昧である不安を数値としてとらえることができ看護介入に効果的に利用し,個々に合ったケア導入時期を見いだすことができた。