抄録
島根医科大学附属病院泌尿器科において,1980年12月より1989年4月までの約9年間に,回腸導管造設術あるいは代用膀胱造設術を行なった35生存症例のうち33例(94%,男性27例 女性6例)を対象に,術後のQuality of liteを検討した。
ストーマ周囲炎,尿臭については代用膀胱群が良好であったが,カテーテル挿入困難が問題となっていた。日常生活では入浴で代用膀胱群が良好であったが,睡眠は回腸導管群に良い傾向がみられた。自覚的健康状態では両群とも術前よりすぐれないとした症例が多かった。ストーマのある生活には両群ともに半数が不満を持っており,尿路変更に伴なう生活上の不安を両群ともに大半が有していた。