社会福祉学
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論文
矯正施設を出所した障害者に対するソーシャルワーク実践の展開――地域生活定着支援センター職員へのインタビュー調査から――
大塚 桃子
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2022 年 63 巻 2 号 p. 41-55

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抄録

本稿は,矯正施設を出所した障害者の支援に携わる地域生活定着支援センターのソーシャルワーカーが,対象者を支援するために,どのようなソーシャルワーク実践を展開しているのかを明らかにすることを目的とする.6県の地域生活定着支援センターの職員7名に対する半構造化インタビュー調査を実施した.分析の結果,33のコード化単位が生成され,12のカテゴリに整理された.これらを【対象者との直接的な関わり】,【矯正施設・保護観察所との連携】,【地域の関係機関との連携】という3つの場面に分けて分析を行った.その結果,地域生活定着支援センターのソーシャルワーク実践として,以下の3点の特徴が明らかとなった.第1に,普遍性と専門性が認められること,第2に,制限された時間や環境の中でアセスメントをし,出所後の地域生活に向けた支援を行う必要があること,第3に,様々な機関と多様な連携が求められていることである.

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© 2022 一般社団法人 日本社会福祉学会
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