交通工学論文集
特集号A(研究論文)
車線交通量の均衡状態を仮定した高速道路サグ部の車線利用特性の分析
塩見 康博小園 達也
著者情報
ジャーナル フリー

1 巻 (2015) 2 号 p. A_158-A_164

詳細
PDFをダウンロード (488K) 発行機関連絡先
抄録

高速道路単路部ボトルネックでは交通流が追越車線に偏り,本来想定されている交通容量に満たない交通量で渋滞が発生することが知られている.しかしながら,車線交通量が偏るメカニズムについてはこれまでに明らかになっていない.そこで本研究では,一般的な車両感知器で収集されるデータと多車線マクロ交通流モデルに基づいて車線利用特性を把握する新しい方法を構築し,車線利用が偏るメカニズムについて考察を行う.具体的には,交通密度-車線利用率の関係曲線の観測値とモデルによる推定値が整合するよう,多車線交通流モデル内の車線選択に関わる未知パラメータを推定し,その解釈を行う.分析の結果,サグ底に至るまでは第2走行車線の利用が多くなる一方,サグ底から上り勾配にかけて交通量が追越車線にシフトする傾向が示された.

著者関連情報
© 2015 一般社団法人 交通工学研究会
前の記事 次の記事

閲覧履歴
feedback
Top