2025 年 11 巻 2 号 p. A_188-A_196
路面装飾は、路面へ特定のデザインを施し人優先の意識や車両の走行挙動を醸成する歩車共存手法である。路面装飾の設置による速度抑制効果や注意力向上については検証されてきたが、特定のデザインのものに留まる。そこで本研究では、路面装飾のデザインの違いによる走行速度への影響の有無と既存の法定外表示との効果の違いを、DS を用いて検証した。先行研究で有効性の示されたドットデザインを基準に、ドットの配置、円の大きさ・形状、設置面積、街区単位での設置場所を変化させた6パタンのデザインと既存の法定外表示設置時の走行速度を比較した。結果、配置によっては、路面装飾が既存の法定外表示以上の速度抑制効果を持つことが示された。また、配置や設置場所によっては、先行研究以上に速度抑制効果の高いデザインがあることが明らかとなった。