大手町・丸の内・有楽町地区では駐車場法による附置義務駐車場の設置に関して東京都特別区部一律の附置義務基準を緩和することのできる地域ルールを導入している。地域ルールでは附置義務台数を建物ごとの需要予測に合わせて引き下げるとともに、周辺道路の路上駐停車の排除にもつながる計画とすることをビル事業者に求めており、これにより多くの地域ルール適用ビルで車寄せが整備されている。本研究は路上駐停車の実態と車寄せの利用状況について、実態調査を通じてその特性を把握するとともに、車寄せがいかに周辺の路上駐停車抑制に寄与しているかについて分析する。その結果、主にタクシーや黒塗り車が車寄せを利用し、その周辺の路上における駐停車が抑制されていることが確認された。