2019 年 5 巻 2 号 p. A_33-A_39
本研究では,高速道路走行中に行き先間違いをした場合,流出した IC の料金所手前で不正転回に至るケースが多いことに着目した.この理由を把握するため, 行き先間違いした後の運転者の行動パターンを分類することを目的とした.まず,行き先間違いに伴う料金・時間の損失意識の評価値,および免許更新時に使用される安全運転自己診断の回答から推定される要素別運転態度(自己中心的,ながら,注意力不足,自信不足,慎重さ,強引)の評価値を変数としたクラスタ分析を行い,回答者を 4 つのグループに分類した.さらに,グループ毎に運転者が料金時手前で知覚したリスクについて考察した.その結果,運転態度の違いによって,運転者が料金所手前で知覚するリスクが異なることが明らかとなった.