2020 年 6 巻 2 号 p. A_296-A_302
本研究では、交通量調査が行われていない細街路の交通量を推計する手法として、調査が行われている幹線道路の交通量を用いる手法を提案する。この推計手法は、幹線道路の迂回路として使われる等、幹線道路交通量と細街路交通量の類似性(幹線道路依存度)に着目し推計するものである。細街路交通量と幹線道路交通量の類似性の分析から、細街路には幹線道路依存度の高い路線と低い路線が存在し、幹線道路依存度を幅員やリンク長等の道路機能変数で説明するモデルを構築できる可能性を示した。これにより、従来の細街路交通量の推計手法で用いられてきた土地利用変数や道路機能変数に加え、観測されている幹線道路交通量を細街路交通量推計時の情報として使用できる可能性を示した。