2023 年 9 巻 2 号 p. A_138-A_144
どのような縦断線形のサグが容量上のボトルネックとなるかを知ることは渋滞発生メカニズムに迫る上で重要である。既往研究で用いられたサグの緩さを表す縦断勾配変化率が縦断曲線半径を一定程度的確に代替する指標であることを確認した上で、以下の 2 検討を行なう。1)東北道のみでの検討だったものに東名、関越道、常磐道を加えた 4 路線で渋滞発生を交通量および前後サグの縦断勾配変化率で説明させるロジスティック回帰モデルを構築する。2)縦断勾配変化率を、ある縦断勾配変化率でピークを持つような非線形変換を行ない渋滞発生を説明するロジスティック回帰モデルを構築する。縦断勾配変化率が 0.5%/km 程度のとき最も説明力が高いモデルとなり、当該サグが急すぎず緩すぎず、1 つ上流サグおよび 1 つ下流サグが急であるほど渋滞しやすい傾向がみられる。