2023 年 9 巻 2 号 p. A_288-A_296
本研究では宮崎市においてバスレーン規制が本格実施された前後の期間を対象として,プローブデータを集計した経路交通量と逆推定モデルにより推定された経路交通量の比較を行った.その結果,バスレーン規制後に相当する 2 月において,規制時間帯中はバスレーン規制区間のみならず規制区間周辺の交通量も減少する一方で,規制時間帯前後はバスレーン規制区間と規制区間周辺の交通量が増加するという両者で共通の傾向にあることを確認した.一方,両者の異なる傾向として,プローブデータの集計結果では,規制後に相当する 2 月の規制時間帯中において,規制区間よりも離れた場所に位置する有料道路の通過台数が増加したが,逆推定モデルにより推定された経路交通量ではそのような傾向が見られないことを確認した.