主催: 一般社団法人 交通工学研究会
会議名: 第45回交通工学研究発表会
回次: 45
開催地: 日本大学(東京都)・オンライン同時配信
開催日: 2025/08/06 - 2025/08/08
p. 221-226
寒冷地においてはバスなどの公共交通機関が発達していないため,冬季でも自転車を使用せざるをえない地域が存在する.そのような中,積雪・凍結路面上での自転車の走行挙動が乾燥路面上と比較してどれだけ変化するかは明らかになっていない.本研究では,冬季路面上で自転車を走行した際の路面状態と制動距離の関係を明らかにするとともに,乾燥路面上での走行データと比較することによって,冬季寒冷地路面上での自転車の制動距離に関するデータ分析を行った.その結果,制動距離は,乾燥路面と比較すると,湿潤路面では4~6倍,積雪路面では3~6倍,凍結路面では8~10倍程長くなっていることが分かった.また,路面状態が制動距離に与える影響は,速度・加速度が制動距離に与える影響よりも大きい傾向にあることが分かった.