主催: 一般社団法人 交通工学研究会
会議名: 第45回交通工学研究発表会
回次: 45
開催地: 日本大学(東京都)・オンライン同時配信
開催日: 2025/08/06 - 2025/08/08
p. 247-252
交差点における自転車事故の安全対策として、海外ではプロテクテッド交差点の導入が行われている。プロテクテッド交差点に関しては国内での研究事例が少なく、わが国では実用されていない。本研究では、プロテクテッド交差点における大型車両と自転車の錯綜時の安全性を評価するため、大型車両シミュレータを用いたシミュレーション実験を行った。手引き型および NACTO 型の 2 種類のプロテクテッド交差点形式を対象に、SB 距離の大小の 4 条件で比較した。その結果、大型車と自転車の最接近距離および大型車の速度には統計的に有意な差が見られなかったが、TTC の分析により、手引き型交差点ではニアミスの発生率が高い傾向にあった。このことから大型車の左折錯綜に限ると、手引き型の方が危険な状況が生じやすい傾向が示唆された。