交通工学研究発表会講演集
Online ISSN : 2760-2400
一般社団法人 交通工学研究会
会議情報

第 45 回 交通工学研究発表会
都市間高速道路における追従車頭時間分布の経年変化に関する分析
大谷 勇人近田 博之張 馨中村 英樹
著者情報
会議録・要旨集 認証あり

p. 321-325

詳細
抄録

近年、都市間高速道路において、車両や利用者の意識の変化により車両の追従状態が変化している可能性がある。本稿では主に追従車の行動の変化が、近年の都市間高速道路の交通性能の経年低下の原因と考え、車両感知器パルスデータを用いて、追従車の車頭時間分布の経年変化の分析を行った。そこで重要となる追従状態の判定方法について、2 つのものを用い追従車の車頭時間分布の経年変化を確認し車両の追従状態が変化しているということを示した。また追従車の車頭時間分布と非追従車の車頭時間分布をそれぞれガンマ分布に仮定し、その 2 つを組み合わせ合成車頭時間分布のパラメータを推定し、パラメータの推定を行った。その結果、時点の違いによる車頭時間分布の形状に与える影響は、道路交通条件の違いが与える影響よりも小さいということを示した。

著者関連情報
© 一般社団法人 交通工学研究会
前の記事 次の記事
feedback
Top