高速道路の区画線は,ドライバーの線形認識や運転支援のレーンキープアシスト機能の正常動作の観点から,その重要度は高い.NEXCO3 社の区画線維持管理では,点検員の目視による健全度判定とともに,補助的な指標として夜間再帰反射輝度を測定している.一方,近年の運転支援車と区画線劣化度の相関を調べた研究 4)では,区画線劣化度として剥離率を用いている.この知見を高速道路の区画線維持管理に導入する場合,現在の NEXCO の点検手法が援用可能かを検討するため,本研究では剥離率と点検員の目視による健全度判定および夜間再帰反射輝度との相関を調査した.その結果,点検員の目視による健全度判定と剥離率の間には一定の相関が見られ,現在の点検手法を援用可能であることを示した.一方,夜間再帰反射輝度と剥離率の間には強い相関は見られなかった.