中央自動車道下り線勝沼 IC 付近は長い下り坂と左右のカーブが連続する区間であり、事故が多発していた。対策は講じているものの 2023 年 10 月に多重事故と死亡事故が連続的に発生した。事故データや ETC2.0 プローブデータを用いて事故の特徴を分析した結果、当該区間全域の速度抑制が効果的であると考えドット標示と V 字導流レーンマーク、滑り抑制として薄層舗装を施工することとした。効果検証の結果、区間全体では平均 95.5km/h から 93.9km/h(-1.6km/h)の速度低下効果があった。前後加速度の急減速回数は対策前より長い区間で発生しており、路面標示を追加したことでブレーキを踏む場面が増えたことが考えられる。当該区間全体の速度が低下し、ドライバーの運転挙動の安定性向上を図ることができた。