主催: 一般社団法人 交通工学研究会
会議名: 第42回交通工学研究発表会
回次: 42
開催地: 早稲田大学(東京都)・オンライン同時配信
開催日: 2022/08/09 - 2022/08/10
p. 343-346
従来の自動車交通量調査では、調査員が目視で通過台数を計数する方法が一般的であるが、少子高齢化に伴い調査員不足が常態化しており、調査の省力化・効率化が急務となっている。近年、AI による調査手法が改善策として注目されているが、断面交通量の計数を対象とした既存手法が多く、方向別交通量や車両の流動を把握できない課題がある。この課題を解消するには、複数地点において車両を同定する技術の開発が必要となる。そこで、著者らは、車両のナンバープレートの文字を認識し、文字が一致する車両を同一の車両とすることで、車両を同定できると考えた。本研究では、その第一歩として、一連指定番号の抽出および認識手法を考案した。そして、実証実験を実施し、目視で判別可能な文字であれば高精度に抽出および認識できることを明らかにした。