主催: 一般社団法人 交通工学研究会
会議名: 第42回交通工学研究発表会
回次: 42
開催地: 早稲田大学(東京都)・オンライン同時配信
開催日: 2022/08/09 - 2022/08/10
p. 375-379
本研究では、南海トラフ地震発生時の津波被害が想定されている地方都市の沿岸平野部を対象に、歩行者、自転車、自動車による複数の移動を想定した津波避難シミュレーション解析を行った。結論として、同地域においては、自転車利用による避難が他の交通手段に比べて、最も円滑に避難できる可能性があることが明らかになった。また、道路空間上において、歩行者が円滑に避難するためには、歩行者が優先的に避難できる空間を整備しておくことが重要であり、避難時に自動車を利用する割合が高いと、避難の完了が遅くなることが明らかになった。以上の解析結果を踏まえ、交差点の運用方法について検討した結果、津波発生時には、特定の交差点では自動車の通行を制御する方法が有効である可能性を示した。