主催: 一般社団法人 交通工学研究会
会議名: 第42回交通工学研究発表会
回次: 42
開催地: 早稲田大学(東京都)・オンライン同時配信
開催日: 2022/08/09 - 2022/08/10
p. 403-410
本研究では,COVID-19 感染拡大による交通状態変化が交通事故リスクに与えた影響を把握するため,都市高速道路における交通流観測データ,事故データおよび道路幾何構造データを用いて事故類型別・交通状態別事故リスクモデルにより分析した.その結果,感染拡大後に混雑流の出現頻度が減少するなどの交通状態変化を確認し,その変化が交通事故リスクに及ぼす影響が事故類型によって異なることを示した.具体的には,混雑流の出現頻度が減少するほど追突事故及び車両接触事故のリスクは低下すること,非混雑流でかつ低い交通流率の出現頻度が増大するほど施設事故リスクが高まることを示した.また,感染拡大後,非混雑流下の追突事故リスクは低下したのに対して,施設接触事故リスクは交通状態の違いに関わらず上昇していることが示唆された.