主催: 一般社団法人 交通工学研究会
会議名: 第42回交通工学研究発表会
回次: 42
開催地: 早稲田大学(東京都)・オンライン同時配信
開催日: 2022/08/09 - 2022/08/10
p. 645-650
自動運転車(AV)の普及が近づき,歩行者との交錯問題が予想される.AV が社会や歩行者に受容されるためには AV の技術的向上だけではなく,AV の存在や挙動が歩行者により分かりやすく伝わることが必要である.そこで,本研究では機械とその周辺の人々の間で情報をやり取りする eHMI(external Human Machine Interface)に着目し,歩行者が安心して移動することができる eHMI,歩行者にとって最適な eHMI を「AV と HDV を識別できる eHMI」,「アイコンタクトやジェスチャーに代わる eHMI」の 2 つとして設定した.そして歩行者にとって最適な eHMI 検討のための仮想空間を Unity 上に構築し,構築した仮想空間が仮想空間実験に耐えうるものかを確認するために仮想空間実験を行った.最適な eHMI を検討する第一歩として実験から横断開始時刻,横断判断割合を取得し,アンケートから各 eHMI の印象評価を得た.