主催: 一般社団法人 交通工学研究会
会議名: 第42回交通工学研究発表会
回次: 42
開催地: 早稲田大学(東京都)・オンライン同時配信
開催日: 2022/08/09 - 2022/08/10
p. 657-662
外出手段を自動車に依存した我が国の地方都市において、公共交通の利便性向上のためにも、交通結節点における円滑な交通流と乗り換え利便性向上は都市交通における重要な課題である。本研究は、JR 宇都宮駅西口バスターミナルをケーススタディとして、個々の車両の動きを再現するミクロ交通流シミュレーションと、乗り換え利便性を定量化することのできる等価時間係数を用いた一般化時間の算出によって、バスターミナルの車両交通流改善と、鉄道とバスの乗り換え利便性向上に資する代替案の評価を行うことを目的とする。歩行者動線、車両動線、上下移動施設を改善する複数の代替案を設定し、シミュレーション分析を行った結果、車両交通流の改善および乗り換え時の一般化時間減少の効果を定量的に評価することができた。