主催: 一般社団法人 交通工学研究会
会議名: 第42回交通工学研究発表会
回次: 42
開催地: 早稲田大学(東京都)・オンライン同時配信
開催日: 2022/08/09 - 2022/08/10
p. 663-666
本研究は、駅前広場の車両交通処理機能の円滑性や安全性を高めるため、主要駅の駅前広場のロータリー内におけるタクシー・一般車などの車両の移動実態を、LiDAR センサによる観測調査で実施し、これらの車両の混雑状況を分析することを目的としている。その結果として、流入台数は平日の朝ラッシュ時間帯が多かったが、新型コロナ感染症発生以前に比べて、台数は少ない傾向にあった。タクシー・一般車の乗降場では、ある 1 台が乗降で時間を取られると、信号サイクルの影響で後続が先頭車両の後ろに続くことで滞留の傾向がみられた。滞留発生率では、平日、休日ともに夕方が朝の約 2 倍滞留が発生しやすい。流入台数が少なくても、滞留時間が長い時間帯があった。