交通工学研究発表会論文集
Online ISSN : 2758-3635
第42回交通工学研究発表会
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第 42 回 交通工学研究発表会
バス停徒歩圏特性に着目したコミュニティバスの OD 需要に関する要因分析- 大阪府岸和田市のケーススタディ -
伊勢 昇日野 泰雄
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p. 845-850

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抄録

財政が逼迫する地方自治体が増えつつある中で、公共交通空白地域の解消や交通弱者のモビリティ確保など公益的な観点から運行されるコミュニティバスにおいても、その利用促進や収支の改善、補助支出の削減が重要な課題となっている。それ故、多くの地方自治体では、当該課題の解決も視野に入れて、コミュニティバスのサービス内容の模索が続けられている。このような中で、コミュニティバスの OD 需要の影響要因を定量的に明らかにすることは重要な研究課題の 1 つと言える。そこで、本研究では、コミュニティバスの出発バス停(バス停 O)と到着バス停(バス停 D)の徒歩圏特性やその他の公共交通施設との位置関係、バス停 OD 間の距離に着目し、バス停 OD 需要との関係について定量的に明らかにすることを主たる目的とする。

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© 2022 一般社団法人 交通工学研究会
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