主催: 一般社団法人 交通工学研究会
会議名: 第44回交通工学研究発表会
回次: 44
開催地: 日本大学(東京都)・オンライン同時配信
開催日: 2024/08/07 - 2024/08/08
p. 296-299
高齢運転者は無信号交差点における出会い頭事故の多さが特徴としてしられ、事故が発生した交差点や危険な交差点をカラー化するなどの注意喚起対策を行っている。当該対策により、減速時や停止時に減少するとされる脳活動が刺激されることが望まれるものの、その実態が明らかでない。そこで本研究では、カラー舗装化された無信号交差点運転時における脳の活動状況を明らかにする。後期高齢者が事故を起こしやすい変形交差点の VR 空間を作成し、ドライビングシミュレータ運転時の脳活動を計測した。カラー舗装による明確な脳活動量の高まりは確認できなかったものの、高齢者群は非高齢者群と比較して交差点を通過し終わった後に脳活動が低下する傾向が確認された。