交通工学研究発表会論文集
Online ISSN : 2758-3635
第44回交通工学研究発表会
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第 44 回 交通工学研究発表会
路面装飾デザインの違いが自動車走行速度にもたらす影響
‐ドライビングシミュレータの走行データ分析から‐
中野 結香中川 晴賀嶋田 喜昭樋口 恵一三村 泰広薬袋 奈美子
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会議録・要旨集 認証あり

p. 288-295

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抄録

路面装飾は、路面へ特定のデザインを施し人優先の意識や車両の走行挙動を醸成する歩車共存手法である。路面装飾の敷設による速度抑制効果、注意力向上については検証されているが、特定デザインでのものにとどまっている。本研究では、路面装飾デザインの走行速度をはじめとする走行挙動への影響を、ドライビングシュミレータ(DS)を用いて検証した。ドットデザインを基準に道路面への配置や大きさ、設置面積等を検証した結果、路面装飾の配置方法について、道路全面ではなく一部外側線を跨いで配置することや、ドットを千鳥配置とし密度を高めることで速度抑制効果が上がること、道路の始点より中間に設置することで段階的な速度抑制の可能性があることを確認した。

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© 一般社団法人 交通工学研究会
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