交通工学研究発表会論文集
Online ISSN : 2758-3635
第44回交通工学研究発表会
会議情報

第 44 回 交通工学研究発表会
シェアサイクルによる回遊行動の実態とリピート意向に関する要因分析
-福井県敦賀市を事例として-
清水 俊貴片岸 将広吉村 朋矩
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 395-398

詳細
抄録

本研究では、福井県嶺南地域の主要都市である敦賀市に導入された、つるがシェアサイクルの GPS による滞留場所のデータと敦賀市内の観光地や店舗の重ね合わせにより、利用者の回遊行動の実態を整理した。その結果、敦賀市街での広域的なエリアで多くの滞留が確認できた。また、利用者を対象としたアンケート調査を行い、つるがシェアサイクルのリピート意向の要因分析を行った。その結果、つるがシェアサイクルサービス全体の満足度が最も影響を与えていることが明らかとなった。また、つるがシェアサイクルの満足度の要因分析をみると、「自転車のメンテナンス状況」、「登録手続きのしやすさ」、「ポートの数・設置場所」、「営業時間」、「自転車の電動アシスト機能」、「利用料金」が影響を与えていることが明らかになった。

著者関連情報
© 一般社団法人 交通工学研究会
前の記事 次の記事
feedback
Top