交通工学研究発表会論文集
Online ISSN : 2758-3635
第44回交通工学研究発表会
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第 44 回 交通工学研究発表会
交通容量推定モデルの渋滞予測への適用方法と課題
-都市間高速道路の付加車線延伸による渋滞予測-
後藤 由実子吉田 雄亮泉 真利子内田 美範米川 英雄
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p. 450-457

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抄録

本研究では、渋滞予測実施時に交通容量推定モデルを適用して潜在的ボトルネックの交通容量を設定する際の課題を考察することを目的として、既往の交通容量推定モデルを整理し、交通容量設定方法を検討するとともに、東名(下)の付加車線延伸をケーススタディとして渋滞予測を実施した。既往の交通容量推定モデルを整理した結果、各モデルに得失があることを把握した。また、推定した交通容量が実績値と概ね一致するというモデルは存在せず、大小関係に整合があるモデルも僅かであった。このような状況を前提に、潜在的ボトルネックの交通容量設定方法を検討し、渋滞予測を実施した結果、モデルの空間移転性や交通容量の経年低下が、交通容量ひいては渋滞予測結果に影響していることを考察し、推定した交通容量に対する補正の必要性を明らかにした。

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© 一般社団法人 交通工学研究会
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