主催: 一般社団法人 交通工学研究会
会議名: 第44回交通工学研究発表会
回次: 44
開催地: 日本大学(東京都)・オンライン同時配信
開催日: 2024/08/07 - 2024/08/08
p. 465-470
本研究では、都市間高速道路における自発光ペースメーカーライト(PML)を対象に、対策前と対策直後から 3 年後までの渋滞発生状況と交通容量を比較することで持続効果を検証した。渋滞発生時交通流率と渋滞中交通流率ともに、対策直後から 3 年後までで年々低下している傾向であった。しかしながら、本研究より得られた対策後の渋滞発生時交通流率は、対策前よりも交通容量の経年的な低下幅が小さいことから、経年的な低下よりも PML 対策の持続効果の方が大きいことを把握した。さらに、先行研究における車線利用率の平準化を狙った横断方向への渋滞対策では、交通容量が経年的に低下する中で渋滞発生時交通流率の増加が持続していたが、本研究における車両の加速を促す縦断方向への渋滞対策では、交通容量の増加が持続するほどの効果を確認できなかった。