自動運転技術は、交通事故の防止につながる技術として高い注目を集めている。自動運転のレベルは0~5までの6段階に分けて定義されており、走行領域など決められた条件下で全ての運転操作を自動化する「レベル4」の実用化に向けた試みが着実に進んでいる。将来的に、自動運転車が公道で通行可能な未来を実現するためには、安全性を高めるだけでは不十分であり、住民への説明を重ねて安全性を保証する必要がある。自動運転車の安全性の数学的証明に取り組んでいる国立情報学研究所アーキテクチャ科学研究系の蓮尾一郎教授に信頼を高める道筋を聞いた。