脳卒中
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症例報告
破裂前交通動脈瘤に合併し,画像診断上判定が困難であった多発性「真の」後交通動脈瘤の1例
石川 達也鰐渕 博阿部 圭市岡田 芳和
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2010 年 32 巻 2 号 p. 185-189

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抄録
真の後交通動脈瘤は比較的稀とされている.今回我々は,前交通動脈瘤破裂によるくも膜下出血(SAH)で発症し,術前検査にて後交通動脈に未破裂動脈瘤の存在を確認したが,多発性であることは判定困難であった1例を経験した.症例は83歳,女性.突然の頭痛にて発症した.angiography及び3-dimensional computed tomography angiography(3DCTA)にて前交通動脈及び右後交通動脈に動脈瘤を認め,クリッピング術を施行した.術中所見では,右後交通動脈に,画像所見と合致する4mmの動脈瘤と,それとは別に2mmの小さな嚢状動脈瘤を認めた.4mmの動脈瘤はpremammillary arteryとの分岐部に,2mmのものは非分岐部に存在しており,ともにクリッピング可能であった.多発動脈瘤例では,今回報告したような小型動脈瘤が存在する可能性があることも念頭に置き,詳細な術前診断,術中検索を行う必要がある.
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© 2010 日本脳卒中学会
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