抄録
【背景と目的】非弁膜症性心房細動(NVAF)における血栓症発症リスクの評価にはCHADS2スコアが有用である.【方法】当院回復期リハビリテーション病棟の40名の脳塞栓症例について脳塞栓発症前と発症後のCHADS2スコアを診療録から後方視的に調査した.【結果】発症前のスコアは0点が5名(12.5%),1点が7名(17.5%),2点が8名(20.0%),3点が12名(25.0%),4点が4名(10.0%),5点が3名(7.5%),6点が1名(2.5%)でスコアの平均値は2.4であった.発症後のスコアは2点が5名(12.5%),3点が8名(20.0%),4点が11名(27.5%),5点が14名(35.0%),6点が2名(5.0%)でスコアの平均値は4.0であった.【結論】回復期リハビリテーション病棟における抗凝固療法にも十分な配慮が必要である.