脳卒中
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総説
慢性腎臓病(CKD)と脳卒中
勝又 俊弥
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2014 年 36 巻 2 号 p. 120-124

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抄録

要旨:慢性腎臓病(CKD)を規定するglomerular filtration rate( GFR)の低下や蛋白尿は独立した脳卒中発症のリスクになることが多くのコホート研究で報告されている.CKD を合併した急性期脳梗塞患者の特徴について,推算GFR と尿アルブミン/ クレアチニン比(ACR)でCKD を評価すると,自験例の検討でCKD の合併は62.8%で認めた.また,CKD 合併群は正常群に比べ頸動脈病変や大脳白質病変が高度であり,特にACR ≥30 mg/gCre の群では入院時,退院時の神経学的障害が重度であった.CKDと脳卒中を関連づける機序として高血圧など生活習慣病や一酸化窒素産生異常,交感神経活性などによる内皮機能障害や,緊張度の高い細動脈があるという構造上の類似点などが考えられた.CKD 合併脳卒中患者の治療は,動脈硬化やCKD 特有の危険因子のコントロールと,腎機能に注意した薬物治療が必要である.

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© 2014 日本脳卒中学会
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