脳卒中
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症例報告
Double origin of PICAにより虚血を免れた破裂解離性PICA動脈瘤の1例
松田 知大 , 佐藤 浩一, 宮本 健志, 榎本 紀哉, 花岡 真実, 仁木 均, 松崎 和仁
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ジャーナル オープンアクセス

2023 年 45 巻 6 号 p. 473-478

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抄録

二重起始後下小脳動脈(double origin of PICA: DOPICA)は稀な解剖学的変異であり,動脈瘤を合併しやすい.今回我々は,破裂PICA動脈瘤をコイル塞栓し,経過中にPICAごと閉塞したが,DOPICAの他方の起始部からの側副血流により虚血を免れた症例を経験したので報告する.症例は35歳男性でめまい,嘔気,頭痛あり,頭部CTにてSAHを認めた.DSAで右PICAにside wall type動脈瘤を認め,コイル塞栓術を行った.動脈瘤のみ塞栓し,親動脈は温存でき,術後合併症や症状なく経過した.術後7日後のMRIでは新規脳梗塞はなかったが,MRAで動脈瘤ごとPICA起始部の閉塞を認めた.DSAでは異なる箇所から起始するPICAが側副循環として働き,PICA遠位部の灌流が補われていた.DOPICAのPICA動脈瘤では,コイル塞栓術後に他方のPICAが側副循環として役割をもつと考えられる.

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© 2023 日本脳卒中学会

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