脳卒中
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症例報告
好酸球性多発血管炎性肉芽腫症に合併した脊髄くも膜下出血に対し血腫除去を行った一例
左合 央明 川端 哲平野田 智之森田 翔渡邊 幸美今井 資槇 英樹
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2026 年 48 巻 4 号 p. 152-157

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抄録

好酸球性多発血管炎性肉芽腫症(eosinophilic granulomatosis with polyangiitis: EGPA)に合併した脊髄くも膜下出血(spinal SAH: sSAH)に対し血腫除去術を行った一例を報告する.71歳男性,四肢麻痺で発症した頚椎レベルのsSAHに対し血腫除去を行い麻痺の進行を防いだ.既往症の気管支喘息およびアレルギー性鼻炎や末梢血好酸球増多,anti-neutrophil cytoplasmic antibody(ANCA)陽性から,EGPAを疑い皮膚生検にて確定診断に至り,ステロイド投与で病勢は鎮静化した.摘出した血腫中に好酸球優位の炎症像を認めEGPAがsSAHの原因と考えられた.EGPAは早期診断,治療が重要となる全身性の疾患で,sSAHは極めて稀な合併症である.sSAHを契機に診断に至ることがあり,既往症や好酸球増多からEGPAを鑑別に挙げることが重要である.また,sSAHに対して迅速な外科的介入が有用な可能性がある.

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© 2026 日本脳卒中学会

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