脳卒中
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先天性フィブリノゲン機能異常症に合併した脳動脈瘤に対してコイル塞栓術を行った1例
前田 卓哉 , 市川 剛, 小祝 萌, 黒沢 瑞穂, 松本 由香, 藤田 隆史, 川上 雅久, 小島 隆生, 藤井 正純
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ジャーナル オープンアクセス 早期公開

論文ID: 11345

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抄録

23歳女性.19歳時にくも膜下出血を発症し,精査にて先天性フィブリノゲン(fibrinogen: Fbg)機能異常症と診断された.脳動脈瘤は指摘されず血液凝固障害による出血と考えられた.今回,頭痛を主訴に受診し,頭部MRIにて以前には指摘されなかった最大径5 mmの左IC-PC分岐部動脈瘤を認めた.破裂の危険性が高く待機的にコイル塞栓術を施行した.術前の血中Fbg値は52 mg/dlであった.手術4日前よりFbg製剤の投与を行い,血中Fbg値が100 mg/dl以上への上昇を確認後,手術3日前より抗血小板薬の内服を開始し合併症なく塞栓術を終了した.術後8日目に抗血小板薬の内服を終了し,術後11日目にmRS 0で自宅退院した.先天性Fbg機能異常症に未破裂脳動脈瘤を合併した症例にFbg製剤の補充を行ったうえで抗血小板薬を併用することで,合併症なく治療を行うことができた.

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