翠清会・梶川病院神経内科/脳神経外科 広島大学医学部第三内科
翠清会・梶川病院神経内科/脳神経外科
広島大学医学部第三内科
1999 年 21 巻 2 号 p. 260-264
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精神分裂病の薬物治療中に左中大脳動脈血栓症を起こし,抗精神病薬の中断・再投与により悪性症候群を呈した症例を経験した.脳梗塞による全身状態悪化時にハロペリドールを再投与したことが契機となったと考えられた.被疑薬の中止,補液およびダントロレン,プロモクリプチンの投与により,症状は改善した.脳血管障害患者に抗精神病薬の投与を行う場合,悪性症候群の合併を念頭に置く必要がある.
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