ウイルス
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特集:Retrovirusのウイルス学
HIVワクチン開発への分析的・統合的視点
山本 浩之
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2013 年 63 巻 2 号 p. 219-232

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抄録

 予防エイズワクチンは,免疫応答障害・持続感染成立の観点で最適化されたウイルスに対して逆に最適な適応免疫応答を惹起することが求められる.ゆえにその誘導パターンは,免疫系の元来のデザインに忠実なバランスの取れたものと大幅に異なった変則的な応答(群)の方が却って良い可能性もある.本稿では,多くの特徴をもつ感染病態依存性のT細胞(細胞傷害性T細胞/CD4陽性T細胞)・B細胞(中和抗体)応答を,ワクチン誘導にどのように反映させることで in vivoのHIV制御が達されうるかを論じてゆく.

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© 2013 日本ウイルス学会
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