ウイルス
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総説
節足動物媒介性ウイルス(アルボウイルス)
大場 靖子澤 洋文松野 啓太
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2020 年 70 巻 1 号 p. 3-14

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抄録

 アルボウイルスは吸血性節足動物によって哺乳動物へと媒介されるウイルスの総称で,節足動物体内でも増殖するものを指す.アルボウイルスの生活環は節足動物に強く依存しているため,一般的に,アルボウイルス感染症対策には媒介節足動物(ベクター)のコントロールが重要であるとされる.医学・獣医学領域で重要な疾病の原因となる様々な病原体がアルボウイルスというカテゴリーに属しており,20世紀前半からアルボウイルス発見の歴史があった.さらに,最近の塩基配列解読技術の進歩と相まって,新しいアルボウイルスが次々と発見されている.本稿では既知のアルボウイルスとその感染症を振り返ってみたい.

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