九州大学大学院農学研究院衛生昆虫学分野
2021 年 71 巻 1 号 p. 63-70
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昆虫では様々な微生物の感染によりオスのメス化, 単為生殖の誘導, 細胞質不和合, オス特異的な致死などが引き起こされ, 性比異常を示す例が知られている. その中で, オス殺しを引き起こす原因としてはスピロプラズマやボルバキアなどの共生細菌の感染がよく知られているが, ウイルス感染によってもオス殺しが発生する事例が存在する. 本稿ではチャハマキにおいて発見されたオス殺し因子であるオスゴロシウイルス (Osugoroshi virus) の事例を紹介する.
VIRUS
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