抄録
わが国でも高病原性ウイルスの検査体制,研究開発の基盤としてBSL-4施設が整備された.特に,陽圧防護服を要するスーツ型実験室の運用はわが国にとって初めての経験であり,独自の安全管理技術を構築する必要がある.2021年度より日本医療研究開発機構(AMED)新興・再興感染症に対する革新的医薬品等開発推進研究事業において,わが国のバイオリスク管理技術の向上を目指し,研究課題「病原体取り扱い施設における実践的なバイオリスク管理に関する研究」を実施した.本稿では,研究課題の内容と得られた成果について紹介する.