日本血管外科学会雑誌
Online ISSN : 1881-767X
Print ISSN : 0918-6778
症例
冠動脈病変を合併した腹部大動脈瘤血栓閉塞症に対する1治験例
乃田 浩光頓田 央薦岡 成年降矢 温一東上 震一
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2013 年 22 巻 3 号 p. 675-678

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抄録
要  旨:腹部大動脈瘤血栓閉塞症は比較的稀である.今回われわれは,腹部大動脈瘤(AAA)の自然血栓閉塞と冠動脈病変(CAD)を合併している患者の同時手術を経験した.患者は83歳女性で,主訴は下肢痛であった.精査上,AAAの最大短横径は57 mmで,腎動脈下から両側外腸骨動脈まで閉塞しており,両側大腿動脈は開存していた.冠動脈造影検査では左前下行枝1枝病変と中等度大動脈弁狭窄症を合併していた.そのため手術は,低侵襲小切開冠動脈バイパス術と腹部大動脈両側外腸骨動脈バイパス術を同時施行した.下肢上肢血圧比(ABI)は改善し,間歇性跛行なく,術後35日目に退院した.
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